将来を担う子どもに医療へもっと興味を持ってもらうため、医療現場を体験できる「ブラック・ジャックセミナー」が15日、三重県伊勢市内にある伊勢赤十字病院で行われた。
(参照:中学生30人が外科手術を体験)
「ブラック・ジャックセミナー」は、ジョンソン・エンド・ジョンソンが社会貢献活動の一環として開催している。2005年に「キッズセミナー」でスタートし、2011年に手塚プロダクションの賛同のもと「ブラック・ジャック セミナー」と名称が変更された。
地域医療への理解を広げ興味を持ってもらうため、今回伊勢赤十字病院が企画し32名の中学生の参加が実現された。セミナーでは、手術室見学から手術で用いる糸結びや縫合の仕方のレクチャー、そのほか超音波メスで鶏肉を切ったり自動縫合器でスポンジを縫い合わせたりといった実践的なものも行われ、AEDの使い方や内視鏡によるシミュレーション操作など最新医療機器を用いての体験も行われた。
終了後には認定証が参加した中学生に授与され、中学生たちは初めて体験する医療現場体験に驚きつつも、将来は薬剤師になりたいなど医療に携わることを目標にする意欲をみせた。