22日、一般検査薬としてがんなどの兆しを調べることができる尿潜血検査薬、便潜血検査薬と、排卵日検査薬の3品目を認可する方向で進められていることがわかった。早ければ2014年度中にも市販解禁となる。
(参照:イデアフォーが、子宮体がん検査をテーマにしたミニ講演会を開催予定)
Photo:#7412 pharmacy sign (薬) By Nemo’s great uncle
尿潜血検査薬、便潜血検査薬は、検査する際の尿や便の中に血液が混ざっているかを判定する検査薬である。血が混ざっていると判定された場合、臓器の炎症・腫瘍などの疑いもあるので医療機関にてさらに詳しい検査を行う。排卵日検査薬は、尿からそれに含まれる女性ホルモンの変化を調べることにより、排卵日を予測することができる検査薬である。
日本人の死因第1位はがんであり、3人に1人はがんにかかっているともいわれており、政府もこの問題に取り組んできた。製薬会社なども厚生労働省に対し規制緩和を求めてきたが、誤診の恐れがあるとしてこれらの検査薬に対し慎重な姿勢だった。しかし、昨年6月に政府が掲げた「病気の予防や健康管理の推進」に規制改革会議が厚生労働省に伊パン検査薬の拡大を要望。厚生労働省では、病気などの変化に対して容易に有無が判断できるものを優先して審査・認可する方針である。