婦人科検診の現実 受診は時間と費用負担が障壁に

近年、女性特有の病気にかかる人が増加しており、婦人科検診で早期発見・治療の大切さが呼びかけられている。しかし日本の子宮頸がん検診受診率は22カ国の先進国の中で23.7%と最も低く、受診の壁となっているのが時間と費用負担であることがわかった。
(参照:【第六回転職コーディネーターコラム】婦人科(産婦人科医)の非常勤求人の現状は?)

Photo:Flower Field By:mrhayata
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日本では20歳以上の女性に子宮がん検診を2年に1回実施することを方針としているが、世界で子宮頸がん検診の受診が最も高いのは米国82.6%、ヨーロッパ各国でも70%を超えており日本の23.7%と比べると差が浮き彫りになっていることがわかる。女性を守るための研究会の調査では967人の内定期的な検診を受けている女性は2割弱、1度も受けたことがない女性は7割近くいた。

婦人科検診を受診しない理由としてもっとも大きいのは「時間がない・面倒である」、次に「費用負担」があげられる。費用に関しては自治体で無料クーポンや安く受けられるなどの取り組みをしており、それがきっかけで受診する女性も増えているのも確かである。

乳がんや子宮がんは早期発見の場合、完治できるようになり治療も患者への負担が少なくすむようになってきている。クーポンや無料検診については在住地域の各自治体へ問い合わせることをおすすめする。

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