東京電力は7月9日、福島第一原子力発電所やその近辺で働いている男性作業員6名が熱中症などを訴えたため、手当てを受けたと発表した。
症状を訴えたのは協力会社の20~60代の男性6名で、当日は福島第一原発の屋外でホースを搬入する作業や現場付近での交通整理などを行っていたという。6名の症状はいずれも軽く、熱中症を訴えた二人が点滴を受けたほか、1人は入院したものの6名はいずれも快方に向かっているという。1日に6名が体調不良を訴えるのは、作業開始後で最多だという。
東京電力は作業員の熱中症対策の一環として冷却材が入っているベストなどを準備していたものの、体調不良を訴えた6名のうち5名は未着用だったことから、同社はベストの着用などの熱中症対策を改めて徹底していくという。