一概に風邪と言っても症状、年齢、体質など人によってさまざまである。24日、佐賀新聞社とメガネのヨネザワ主催の「健康ほっとセミナー」が開催され、東洋と西洋の風邪の治療法が紹介された。
(参照:漢方専門店が提供するライブラリーサイト「漢方ライフ」が6月にオープン)
Photo:Medicine Head By BBluesman
セミナーは、「たかが風邪、されど風邪-東洋医学的治療を中心に」をテーマに馬島医院の馬島英明院長が登壇。風邪の治療における西洋医学と東洋医学の違いを解説。馬島院長は一概に風邪といってもさまざまな症状があり、その病原菌の特定も困難であること、ありふれた病気でも診療指針が確立されていないことを説明。
さらに西洋医学はどの人に対しても治療法が同じであり、東洋医学は個人によって治療法が違ってくることを解説。その他、「四診」という触診や肉眼観察、聴覚、嗅覚を合わせた診察法や風邪に有効な漢方や方剤も紹介された。馬島院長は患者の症状や年齢、体質などによって処方薬や治療法を変えていくことの重要性を語った。