神奈川県の横浜市港湾局や横浜検疫所は7月14日の検疫記念日に、横浜港へ入港してくる船舶で新型インフルエンザなどが発症した場合を想定した、水際で感染の拡大を防ぐための訓練を行った。(参考:横浜市で小児救急のシンポジウム「ヨコハマこどもの地域医療」開催)
訓練では同港に入港する予定の船舶の乗組員15名のうち、2人が感染症にかかったという通報が横浜検疫所にかかってきた場合を想定して行われ、患者を下船させてから病院に搬送するまでの流れが確認された。
訓練では防護服を着用した横浜市港湾局の職員が、患者役の人を運び出して消防署の隊員に引き渡すと、隊員はすぐさま救急車に患者役の人を搬送した。また、使用した防護服の脱衣訓練なども行われたほか、新型インフルエンザをはじめとする感染症の動向の確認なども行われた。