3日、厚生労働省医道審議会が開かれ、医師・歯科医師合わせて35人が処分を受けることとなった。そのうち6人が免許取り消し、他29人は業務停止や戒告の処分となる。
(参照:覚せい剤使用ほう助か 注射器を無許可販売した医師 容疑認める)
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医道審議会は医師会会長や医療専門家など30人以内からの委員で構成されており、医師に限らず様々な医療職従事者の行政処分を行う。審議会は通例年2回行われており、医師法第7条に基づき、厚生労働大臣は、戒告や3年以内の医業の停止、免許の取消しを命じることができる。
免許取り消し処分を受けたのは過去最多の6人。殺人罪などで実刑判決が確定している友広慎吾医師、強制わいせつで有罪判決が確定している今川重彦医師、他4名も傷害致死や大麻取締法違反で有罪が確定している。また、診療報酬をだまし取ったとして3年間の業務停止となるなど、29人が業務停止や戒告を受けている。