肩のこり、冷え性、むくみなど体の不調を感じるとき、それはデスクワークなどによる長時間座りっぱなしの影響かもしれない。さらに座りっぱなしの習慣は死亡リスクを高める要因ともなると言われるため、注意が必要である。
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Photo:Working By DailyM: ferrie=differentieel & Jöran Maaswinkel
オフィスワーク向上委員会は座りっぱなし症候群について注意を呼びかけている。同委員会の調査によると、20〜30代の働く女性の8割が2時間以上座りっぱなしだという。さらにオフィスワーク中の体調に関しては9割の女性が肩のこりや冷え性、むくみなどの症状を訴えており、座っている時間が長い人ほど体への悪影響があることがわかった。
座りっぱなしは体調不良だけでなく死亡するリスクを高くすることもある。1日11時間以上座っている人は、4時間未満の人に比べて3年以内の死亡リスクが4割も高くなるという。これらの問題を予防するには、座りっぱなしを避けることが重要である。立ち上がったり歩き回ったりするほか、その場で手足を伸ばしたりするなどの工夫を取り入れるといいだろう。