茨城県日立市にある日立製作所日立総合病院の救命救急センターの起工式が7月21日に開かれ、市長や病院関係者ら70名が出席した。同病院はこれまで最も高度な第三次救急医療体制の空白地帯であった茨城県北部初の救急センターとして、同地域の医療体制のさらなる強化に寄与することが期待されている。
同病院はこれまで第二次救急病院に指定されており、年間4800名を受け入れてきたが、今後同センターでは生死に関わる患者を24時間体制で受け入れる第三次救急を担っていく。
同センターは計画によれば地上6階建ての建物で、救急車が直接乗り入れ可能な救急外来、集中治療室(ICU)、母体・胎児集中治療室(MFICU)などが新設され、総事業費は100億円程度となる見込み。同病院は来年10月の診療開始に向け、医師数名と看護師を40名程度確保したい考えだ。