厚生労働省は、中高生の飲酒習慣(月に1日以上を指す)の割合を調査した。その結果、男子より女子の方が飲酒頻度が高くなっていることがわかった。
(参照:女性のアルコール依存症 10年間で2倍近く急増)
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15年前から比べると、飲酒する中高生の割合は大幅に減少してきている。しかし、これまで男子の方が飲酒割合が高かったにもかかわらず、今回女子の方が高くなっている結果となった。原因はわかっていないものの、飲酒の頻度や量が多いままで妊娠すると胎児に影響があるとして注意を呼びかけている。アルコール依存症は若者の場合、中高年と比べて短期間で発症するリスクが高い。中年男性が15~20年、中年女性で5~10年のところが、若者の場合は数ヶ月〜2年でアルコール依存症を発症するリスクがあるとも言われている。
とくに、近年女性のアルコール依存症患者が増えてきており深刻な問題となっている。アルコール依存症の女性患者は、この10年間で2倍近く急増し、すでに100万人を超えている。女性は男性に比べお酒に弱い傾向があり、アルコールが月経に影響を与える危険性もあるため、中高生の飲酒は特にリスクが高い。