インフルエンザの流行が拡大しており、46都道府県で「警戒レベル」になるなど猛威をふるっている。流行はさらに拡大すると予測されており、予防の徹底が呼びかけられている。
(参照:人喰いバクテリア」に要注意 手足が壊死、死に至る恐れも)
Photo:Masked By RachelH_
国立感染症研究所の発表によると、今月5日~11日の間のインフルエンザの患者数は1医療機関当たりの平均33.28人で、警報レベルの30人を超える状況となっている。46都道府県で「警戒レベル」が出ているが、とくに1医療機関当たりの患者数が多かったのは宮崎の76.42人で、次に沖縄で62.98人、熊本で57.23人。年代別では20代・30代の患者数が多かった。
今季はとくにA香港型ウイルスが多く、5日〜11日の間に全国で報告された教育機関での患者数の多くを占めた。高齢者や子どもはとくに感染によって命の危険にさらされるというリスクがある。愛媛県では別養護老人ホームに入所していた入所者と職員の計39人がインフルエンザに感染し1人が死亡、長野県の病院でも院内感染が広がり9人が感染、そのうち2人が死亡しており、しばらくは予防に最善を尽くす必要がある。