カゴメ株式会社は、城西大学との共同研究により、メタボリックシンドロームの原因のひとつでもある食後の血糖値の上昇を抑えるには、食前の野菜ジュースが有効であるということを発表した。
(参照:化粧品や健康食品の無理な利用継続に注意喚起)
Photo:vegetable juice By hirotomo
カゴメは、血糖値の上昇予防には野菜が有効であるとして、野菜ジュースが血糖値上昇に与える影響について城西大学との共同研究を行った。ヒト実験では、健常な大学生に野菜ジュースと白米を5パターンに分けて摂取させ、血糖値の上昇を調査。その結果、野菜ジュースを白米摂取前に飲むと、白米のみよりも血糖値の上昇が低かった。さらに、野菜ジュースを飲む間隔は、白米を摂取する30分前でも効果が高いことがわかった。
野菜ジュースだけでなくサラダでも効果はあり、食べる順番によって血糖値の上昇の仕方は変わってくる。これは健康な人にとっても、2型糖尿病で食事療法している患者にとっても同じである。忙しい毎日でも野菜ジュースは摂取しやすいため進んで飲むようにし、外食する際にはサラダから食べるように工夫することで、生活習慣病の予防につなげることができるだろう。