第1回「平田雅子先生」女性だけを診るクリニック、患者さんが半分になると多くの反対意見があった

医者になってもうすぐ20年になります。3年前に女性外来を開院させましたので、現在は女性の患者さんしか診ておりません。赤ちゃんは男の子も診ますが、髭が生えたらさよならです。

皮膚科医の私が女性だけを診るクリニックを始めたいと考えた時、「患者さんが半分になるのだからやっていけない」と反対の意見も多かったのですが、絶対に女性を元気にさせたいと思い決行しました。家庭もお母さんが元気だと、会社も女性スタッフが生き生きしていたら、うまくいくはずです。

患者さんの中にはしみやシワで気後れしてしまい、仕事が億劫になる方もいらっしゃいます。男の人にはなかなか解らない悩みですが、女性にとってはとても大事なことです。誰にでも実行できる、皮膚を丈夫にする顔の洗い方から薬や化粧品の塗り方まで、細かく指導します。患者さんが私の妹なら、友達ならと考えながらいつも治療にあたっています。

皮膚科以外の相談もかなりあります。すこしでも元気になれるお手伝いをしたいと考えています。そのためには自分も元気でいないといけませんので、日々こっそりと体を鍛えている毎日です。

先生のご紹介

平田雅子(医学博士)
女性医療ネットワーク発起人
日本医師会産業医
1960年(昭和35年)生まれ
静岡県出身

経歴
日本大学医学部卒業
東京医科大学病院勤務
東京医科大学八王子医療センター助手を経て学内講師
同退職後、女性のための家庭医・プライマリーケアを理念に女性専門医療に携わる(婦人科、美容外科、内科、救急医療について各有名施設へ国内留学後、指導にあたる)
その後、永山クリニックにて副院長として臨床の第一線に立ち、毎日200名以上の患者様の診療にあたられてきた先生です。
2003年(平成15年)「私のクリニック目白」開設

趣味
料理(からだによいお料理を作ること)、 着付けを通じて美容医学を考えること(着付1級講師)。最近は、医療系化粧品の開発にこられているようです。



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