―独占インタビュ― 国際親善総合病院
医師採用の現場から ―独占インタビュ― 第1回 社会福祉法人親善福祉協会 国際親善総合病院
「働きやすい職場を目指して」
―職場環境に関して、魅力に感じているところはなんですか?
何より、「患者様に信頼される医療を推進していきたい」という意識が職員の中に浸透しているところですね。これは非常に大切なことです。当院は大学病院に比べると小規模ですが、だからこそ院内がアットホームな雰囲気に包まれているのも魅力のひとつです。
上図:職員寮外観
―設備面で工夫されていることはありますか?
当院は急性期病院ですので、どうしても勤務はハードになりがちです。そこで、敷地内に職員寮を併設して提供したり、給与体系を見直したりすることで職員を心身両面からサポートしています。また、現在は新館を建設中ですので近い将来、職員・患者様双方にとって、より清潔感あふれる、機能性の高い病院になると確信しています。
―特に、女性医師の就労環境の現状と、それに対するお考えをお聞かせ下さい。
現在、当院で働く女性医師は全体の1割程度です。女性にとって結婚・出産などのライフイベントはこれまでハンディキャップとなりがちでした。そこで、当院では出産・育児を抱えた女性医師でも勤務がしやすいようなサポートが必要不可欠だと考え、様々なシステムを構築・推進していますね。―具体的に、女性医師に対してはどのようなサポートをされていますか?
大きく分けて3点挙げることが出来ます。1点目は評価体系の見直しです。出産・結婚・育児などによる休職などが低評価につながらないような評価体系を作り、育児休暇等を取りやすい仕組み・雰囲気づくりを行っています。
2点目は勤務体制の柔軟化です。具体的にはワークシェアなど勤務時間を柔軟に組める仕組みで、実際にこの制度を利用して育児と仕事を両立された女性医師もおります。
3点目は、院内保育の充実です。当院の敷地内に週5日、医師や看護師のお子さんを預かる施設を設け、週2日は夜間も開設しています。今後は夜間の院内保育も週5日にしたいと考えています。
―院内保育の利用状況について、詳しく教えて下さい。
利用者は医師と看護師で、現在は20名が利用しています。年齢層は20~30代が中心で、女性が多いですが男性の利用者もおります。今はまだ構想段階ですが、病児保育など、病院ならではの取り組みにも力を入れていきたいと考えています。
左図:院内保育の様子
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