「女性医師通信」

2012.2.29

【旭川医科大学堀先生の旭川通信】 
はじめまして。旭川医大皮膚科の堀 仁子(まさこ)と申します。
東京在住中、ご縁があって「女性医局」さんにお世話になりました。
これから旭川のご紹介と旭川医大の女性医師支援の活動についてリポートしたいと思います。
 旭川は札幌から電車で1時間20分、人口約35万人の北海道のほぼ中央に位置する市です。みなさんの旭川のイメージはどのようなものでしょうか? “寒そう。凍りそう。雪が一杯。”といったものでしょうか。
まさにその通りです(笑)。今年はとくに雪が多く気温も低く1月の時点で-20℃近くにもになりました。
私も北海道にやってきてかなりの年月がたちましたがこの冬が一番寒いかもしれません。けれども建物は気密性が高いため、家の中は思った以上に快適なのです。

旭川といえば行動展示で有名な旭山動物園に訪れたことがある方も多くいらっしゃると思います。子どもだけでなく、大人も何度行っても楽しめます。我が家も年間パスポートを購入し、リピーターとなっています。冬期間でも雪の上でのペンギンの行進は大人気。2頭のホッキョクグマも迫力満点です。
もちろん旭川ですからウインタースポーツも盛んです。うちの長男もスキーとスケートを満喫しています。パウダースノーは、スキーヤーをその気にさせるので不思議なものです(笑)
冬が厳しい分、北海道の初夏はすばらしいです。湿度は低く気温も暑すぎず快適です。お花やガーデニングが好きな方でしたら旭川の上野ファームもお勧めです。倉本聰さんのTVドラマ「風のガーデン」の庭を設計した上野砂由紀さんのお庭です。

旭川空港から車で約20分で美瑛のパッチワークの丘へ、約1時間車を走らせると富良野に到着です。真っ青な空に白い雲、まわりを取り囲む大雪山連峰を眺めながら大きく深呼吸すると日々の疲れを忘れエネルギーが充電されるのを感じます。
6月下旬から8月はラベンダーの時期でもあり観光客で賑わいます。旭川・美瑛・富良野はお野菜が美味しいですし、旬の食材を使った素敵なレストランもたくさんあります。また一度は美瑛の丘で夏の星空をご覧になって欲しいと思います。満点の星を見上げ、降り注ぐ星を何度も見た時の感動は忘れられません。
旭川はラーメンが有名ですがラーメンの味の好みは人それぞれですから、こってり派なのかあっさり派なのかスープのだしは何なのか事前にリサーチされることをお勧めします。駅周辺にも有名店が点在していますし、郊外にはラーメン村もあります。
ご存じない方もいらっしゃると思いますが、旭川家具も伝統があります。旭川市や郊外の家具メーカーをみてまわるのも良いですが、時間がないようでしたらいろいろなメーカーの作品が集まる旭川家具センターでデザインやテイストの異なる良質な家具をご覧になるのも楽しいかもしれません。

観光の話ばかりしておりましたが最後に少々病院の紹介を(笑)。
旭川医大には、復職・子育て・介護支援センター「二輪草センター」があり、私も通常の皮膚科業務の他、二輪草センターの復職相談員を兼任しています。
センターでは、産休、育休後の復帰を円滑にできるように希望する診療科の復職プログラムをDVDなどで定期的に配布したり、復職や仕事との両立に関する不安や悩みなどを聞きアドバイスをしたりしています。また病後児保育、病児一時預かりシステムも稼働しています。

夏休みや冬休みの長期休暇中、職員のお子さん(小学生)を対象とした「キッズスクール」は当大学の学生ボランティアにも協力してもらい子どもだけではなく親御さんからも好評です。
私自身子育て真っ最中で日々奮闘しておりますが、ひとりでも多くの女性医師がその人らしくキャリアを続けていけるようこれからも応援していきたいと思っています。

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