虫垂炎とは

虫垂炎とは、虫垂が炎症を起こすことをいいます。かつては、虫垂炎は盲腸と同じという認識の人が多かったですが、どちらも右下腹部の大腸ではありますが、盲腸は大腸のはじまりの部分であり、虫垂はその先端にある細い管状の突起部分のことを指し、それぞれが炎症を起こすと盲腸炎、虫垂炎となります。
虫垂炎の症状はみぞおち部分から右下腹部の痛み、吐き気や嘔吐があげられます。虫垂炎になる要因としては風邪や胃腸炎、便秘などが誘因し虫垂に大腸菌など細菌やウイルスが感染することで炎症が起きます。虫垂炎になる患者の中には、硬い便の糞石により虫垂が閉塞してしまっている場合もあります。
虫垂炎の治療は、軽症の場合抗菌薬を処方されることがありますが、重症化している場合は外科手術を要するケースもあります。虫垂炎の手術は副作用やリスクも少ないといわれておりますが、妊婦や幼児の場合、手術による治療か医師の的確な判断が必要となります。
虫垂炎を予防するためには、日々の食生活を改善し腸内環境を整えておくことも効果的です。穀物、まめ、海藻、野菜などに含まれる食物繊維は、便をやわらかくして調の動きを活発にします。他にも便秘解消にも効果的なヨーグルトや乳酸菌飲料もあります。

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