桃井眞里子先生 女性医師のキャリア形成を支援するために

CLOSE UP DOCTOR -「人生に完璧主義は似合わない」
桃井眞里子先生よりメッセージ


桃井眞里子先生1私が勤務する大学でも女性医師支援センターを開設し、短時間勤務体制の整備、保育ルーム開設、カウンセリング等で仕事と家庭の両立支援を行っています。
事業の目的は、医師というプロフェッショナルであり続けたいと願いつつも、育児等の生活上の理由から通常の勤務形態が困難であると感じている女性医師のキャリア形成を支援することにあります。  ワークライフバランスには個々人の人生観や信条などが反映されますので、多様な仕事の仕方があってよいと思いますが、女性医師たちがどのような勤務形態を選択するにせよ、その時間が満足度の高いものとなるように、 最大限の努力を注いで欲しいとも願っています。

労働形態がどうであれ、プロの仕事ですから注ぎこむ努力の程度と比例して、自分と患者が受け取る両方の満足度も、質のよいものであるはずだからです。  いったん離職して再就職を検討される方も、より合った職場への異動を考える方も、医師を志した自分の思いとこれまでの経験全てを常に誇りに思いつつ、新たな失敗や挑戦を楽しむ心意気で選択をするのであれば、 どのような働き方であってもキャリアの積み重ねに繋がります。


自治医科大学小児学主任教授 桃井眞里子先生 プロフィール

桃井眞里子先生2 東京大学医学部卒業
フィラデルフィア小児病院リサーチフェロー
メイヨークリニックリサーチアソシエイト(神経科)を経て
現在自治医科大学とちぎ子ども医療センター・センター長
自治医科大学とちぎ子ども医療センター・小児科科長
総合周産期母子医療センター・センター長
女性医師支援センター長




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岩瀬拓士 先生
・乳腺外科の現状と必要スキル
・今、女性医師たちの現場では何が起きているのか?これからの課題とは?

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