平成22年9月26日（日）に女性医療ネットワークとの共催研修会「乳房触診研修会」を開催いたしました。
今回は、講師に乳腺外科の最前線でご活躍中の片岡明美先生をお迎えし、ジュノ ウィメンズ・ウェルネス銀座産院
にて研修会を開催しました。
乳腺外科医として日々診療にあたられている片岡先生から「乳がん」にまつわる最新データをスライド講義していただき、様々な症例のケースと合わせ、「乳がん検診の必要性」をお話しいただきました。
研修会後半には、実技の時間を設け、事前に撮影した30代女性のマンモグラフィーの読影、エコー室にてモデルをつかったエコー診察を実際に見学していただきました。
研修中は、随時参加者より質問が飛び交う活気ある研修会となり、実際のモデルを使った研修と片岡先生の飾らないお人柄に、参加された先生から多くの感想が寄せられています。
「参加された先生からの声」
◆今後内科健診に付随する乳房の健診にトライしていきたいと思っているので、乳癌の現状について良く分かり、健診への向き合い方が、わかってきた気がします。（今までは、余りにも漠然としていて、不安ばかりでしたので・・・）
今回の研修会、自分で思っていた以上に納得のいく有意義なものでした。
（循環器内科ご専門医）
◆ありがとうございました。たくさん勉強になりました。実際、乳腺を専門になさっている先生とお話できる機会がなく、少ないので大変貴重な時になりました。
先生に教えていただいたことを、早速検診受診者たちに伝えています。
知識が増えると、より、検診受診者と話がしやすくなりますね。
（婦人科ご専門医）
◆実際の診察の方法を見せていただいたことが良かったです。診察室は密室のようなものなのでなかなか他の先生の診察の様子を知る機会がない中、自分が乳房触診をしなければいけない状況になったときに、どのように診察を行えばよいかとても不安だったので、診察の流れなども教えていただいてとても助かりました。
（内科ご専門医）
◆実際片岡先生が診察されているように、モデル患者さんを使って 実演していただいた点がとても勉強になったと思います。
また、こういった研修会等を企画していただくと大変助かります。
（産婦人科ご専門医）
◆現場の先生のご意見を直接伺うことができ、非常にためになりました。
乳房触診を担当する女医の在り方、心構えを、改めて考えさせられました。
今後の仕事に生かしていければと思いました。
（呼吸器内科ご専門医）
先生のご紹介
片岡明美（かたおかあけみ）先生
乳腺専門医・外科専門医・がん治療認定医
プロフィール
1994年佐賀医科大学卒業。九州大学病院、九州がんセンターなどで乳癌の臨床と研究に従事。
2008年よりウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック乳腺外科へ。
2010年6月より、ジュノ銀座産院・健康院でも若年層や妊産婦への乳癌検診・乳房相談外来を開始。
○資格
乳腺専門医、外科専門医、がん治療認定医
マンモグラフィ精度管理中央委員会、読影試験A評価
○所属学会
日本乳癌学界、日本外科学会、日本癌治療学会など
○メッセージ
「あなたの乳房は大丈夫ですか？あなたとあなたの家族のために、年に一回は乳がん検診を受けましょう。」
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研修会報告バックナンバー
・土井卓子先生による乳房触診研修会【乳がんと触診を学ぼう】・対馬ルリ子先生による子宮細胞診採取スキル研修会
・片岡明美先生による乳房触診研修会【乳がん検診の必要性】
・瀧野敏子先生による胃透視を中心とした読影研修会【基礎とポイント】
・対馬ルリコ先生による子宮経膣超音波研修会
・片岡明美先生による乳房触診研修会【女性医局5周年記念】
・土井卓子先生による乳房触診研修会【ポジショニングの重要性】
