七沢塾~カリスマ講師直伝連載コラム 後半〜
進学実績だけじゃない?私立一貫校の魅力!
大学の進学実績だけで選ぶなら、高校受験して価値があるのは、灘、ラ・サール、筑駒、などの御三家クラス。それ以外は教育理念やカリキュラムを個別に見て、
家庭の教育方針や信条、子どもの性格や特性に合わせた学校選びが必要だ。
総合的に考えれば、私立中高一貫校は魅力が多い。独自の教育理念の下、一時期のゆとり教育の時代にあっても指導法や学習効果、教材などを研究し、学力増進に努めた学校も多い。
図書館や、実験室などの設備も一貫校なら効率的な設備投資により充実させることが比較的容易だ。
例えば、武蔵中高の図書室(6万冊の蔵書数)は大学のもの(約65万冊)を含め全国的に見ても蔵書数は多い。公立高校では1校あたり1万冊くらいだろうが、私立中高一貫校は3万冊~7万冊の蔵書を誇る。
開成は理科の実験の時間数が非常に多い(研究者養成の国立大学の入試問題は実験考察系が多いことを意識してか)。
また、私立中高一貫校の中にはキャリアガイダンスを行っている学校が少なからずある。様々な分野で活躍しているOB/OGが自分たちのキャリアについて直接在校生にその魅力を伝える。
桐朋は同窓の先輩諸兄から様々なキャリアについて学ぶ機会を得られるし、女子校では共立女子、富士見女子、鴎友も力を入れているようだ。
医師に限定すれば、江戸川学園取手は定期的に現役の医師を講師に招き、医学部志望動機を高める工夫がなされている。
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【次回予告】
「医師としての人格形成における私立一貫校の落とし穴」などについて触れる予定。
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【バックナンバー】
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・第3回 学習塾を選ぶための条件パートⅠ
・第4回 学習塾を選ぶための条件パートⅡ
・第5回 学習塾を選ぶための条件パートⅢ
・第6回 医学部進学のために中高一貫校は有利なのか?PartⅠ
・第7回 医学部進学のために中高一貫校は有利なのか?PartⅡ
・第8回 医学部志望動機を高めるために PartⅠ
・第9回 医学部志望動機を高めるために PartⅡ
・第10回 医学部志望動機を高めるために PartⅢ
・第11回 今年度医学部受験報告!
・第12回 一般受験の成功例の1年間の指導とその勝因を探ってみたい。
・第13回 医学部合格のために ― 他是不吾 更待何時
・第14回 医学部合格のために ― 他是不吾 更待何時 第3項目
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・第16回 医学部合格のために ― 他是不吾 更待何時 第5項目
・第17回 震災、津波のあと 2011年6月29日更新
・第18回 お医者さんになろうPartⅠ ~医学部に入るためには~
・第19回 お医者さんになろうPartⅡ ~医学部に行くにはいくらかかるの?~
・第20回 お医者さんになろうPartⅢ ~医学部に入ってから~