医師の常勤・非常勤の給与の相場について
- 乳腺外科医です。常勤の乳腺外科の医師として転職した際の年収の相場を教えてください。
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近年乳癌の罹患率が高くなってきていることから、乳がんに対する女性の意識が変わり、検診者が増えているため乳房の病気全般を扱う乳腺外科医の求人が増えてきています。また、乳腺に関する疾患を従来の一般外科から独立させ専門的に診療するセンターを立ち上げる病院や医療機関も増加傾向にあります。
常勤の乳腺外科の場合、乳腺外来診療、一般外来、健診、精密検査、手術、化学療法、緩和ケア、読影、病棟管理などになりますが、乳腺疾患を外科で扱う病院がほとんどであるため、一般外科の手術を担当する事もあります。常勤勤務の年収の平均は約1,200万円~1,500万円が相場となっており、昨今の乳腺専門の医師が重要視されている傾向にあるため、比較的高い報酬額になっています。
乳癌学会認定医のほかにマンモグラフィ読影認定医の指定も有る場合も多く、読影認定のランクによって採用状況が変わってくる場合も有ります。また、女性医師が勤務するにあたり一般の外科は、急患・急変が多く、長時間労働が常であるのに比べ、乳腺外科は急患・急変も少なく、手術時間も短いことから家庭と両立した勤務がしやすい傾向にあります。また、受診者や患者が女性のため女性医師のニーズが高いのも特徴です。
最近では、婦人科の医師が乳がん学会などに参加し技術の向上に努める機会も多く、婦人科医が婦人科検診と並行して行う健診センターもあります。
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